・・ぶり。・・ぶり。

クリスマスを挟んだこの週末の3日間は冬の嵐となり、全道でバスや列車の運休をはじめ、飛行機も全便が欠航したようです。千歳空港のロビーでは6000人もの人たちが毛布にくるまって眠れぬ夜を過ごしたそうで、気の毒でもありますが、北海道民としてはなにやら申し訳ない思いさえ感じてしまいます。

それにしても、最近のニュースでは・・・ぶりとか・・以来とかが多くありませんか?
ざっと想い返しても、10月の初雪としては◯◯年ぶりの多さ、11月の積雪としては60年ぶり、12月の積雪量は50年ぶり。
線路の除雪ができなくて市電(路面電車)が1日中運休するのも大正13年の除雪開始以来等々・・。
とはいってもこのところの大雪は札幌周辺と上川地方北部に限定されるようで、その他の地域はむしろ少雪で推移しているそうです。平年なら25cm程度の札幌が1m近い積雪なのに比べ、豪雪で話題になる岩見沢では35cm、十勝などの太平洋側や道南では数センチか積雪ゼロだそうです。
ニュース番組を作る側にすると、インパクトのある画像と共に、その絵面により説得力を持たせるような統計データやエピソードを入れ込んだコメントを用意するのは当然のことと理解できます。
しかしこう度々ナン年ぶりナン年以来などと聞くと、地球温暖化を想起させる意図は無いにしても、小さな焦りや誤解を生じさせることがないとは云えないでしょう。

今回のドカ雪は、排雪体勢が整っていない年末ということもあってうず高い雪山を道路に残し、もう何日も経つのに市内は常識を越える大渋滞が続いています。

そんな情報とはべつに、北の生活者としては降り続く雪にただ黙して向き合い、ひたすら除雪に精を出すのみです。何年かブリに腰痛がでなければ良いのですが・・。