なにもせずに秋

総理は明るさが見えてきたと言うが、そんなこと鼻しらむばかりで誰も信じる訳がない。あきれるばかりのワクチン騒動をあざ笑うかのように、コロナはデルタ株となっていよいよ勢いを増すばかり。

9月3日、とつぜん降って湧いた総裁選に与党内は駆け引きの渦。国民はまたも理念なき政治屋たちのドタバタ劇を見せられる。

この1年間に菅総理やこの政権が何をせず何をしたのか、そしてそれはこの国や国民にとってどれほどのマイナスがあったのか、よく考えて整理しておかなければと思っていたが、いきなりサイコロが振られて過去がチャラにされそうだ。

「Go To トラベル」のせいでは無いとの強弁も、正月に爆発した第3波に仰天して声を失くし、以来ゴリ押しのオリンピックを挟んで今に至るまで、非常事態宣言と蔓延防止措置が断続的に続く。

どんよりと地球を覆った雲の下で、みんなが外食や旅行をあきらめて希望の見えない暮らしを続けるその間に、暑い夏が駆け足で過ぎて秋の気配が漂い始めた。

コロナもアフガンも気候変動もすべてうっちゃって政権交代が始まる。

 

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美瑛の青い池。この画像にとくに意味は無いけど、どっか行きたいですよね。