意外な記録

遅れてきた初雪はひと月前から一度も消えることなく次々と降り積り、予感が当たってとうとう根雪が確定してしまいました。

根雪の定義はけっこうややこしく、正しく理解している人は少ないようですが、気象台の露場(ろじょう=芝で覆われた日当たりの良い平坦地)に10日以上積雪状態が続くこと、一旦消えたとしても5日以内にまた積雪状態になって、その後10日間積雪が続けば、後から記録を遡ってその前の降雪日が「根雪の初日」とされます。

ということで今年の札幌は、初雪と根雪の始まりが同じ日という、気象観測が始まって以来初めての記録として残ることになりました。

22日の南極昭和基地では、9年ぶりの暖かさで一日中氷点下にならず、雪ではなく雨降りだったようです。

もう1つ。記録といえば、先日の衆院選ではドサクサの中で自民党が記録的な大勝利を収めました。
ハチャメチャだった民主党に国民の多くがペナルティーを課し、同時に、新党乱立が争点を脇に追いやって受け皿を無くし、結果、ベストでもベターでもなく、当の自民をはじめ誰も望んでいない予想外の大勝という結果が生じました。

中韓をはじめアジア各国や欧米までもが右傾化に警戒感を高めるなか、安倍政権はこの国のこの先数年をどう変えていくのでしょうか。